ミツバウツギ属(ミツバウツギぞく、学名:Staphylea、和名漢字表記:三葉空木属)はミツバウツギ科の属の一つ。

特徴

落葉の低木または高木。葉は紙質で、1回3出複葉または1回奇数羽状複葉で、小葉は3-7個、側小葉に柄はない。托葉および小托葉があり、托葉は早落性。花序は円錐形になり、側枝に頂生する。花は両性で5数性、花弁と萼片は5個で萼片は基部で合着する。雄蕊は5個。雌蕊は1個。果実は蒴果で風船状にふくらみ、上部が2-3裂する。種子は球形で仮種皮はない。

北半球の温帯に10-11種あり、日本にはミツバウツギ1種が自生する。

日本の種

  • ミツバウツギ Staphylea bumalda DC. -日本のほか、中国、朝鮮に分布

外国の種

  • Staphylea bolanderi A.Gray -北アメリカ西部に分布
  • Staphylea colchica Steven -アジア南西部に分布
  • Staphylea emodi Wall. -ヒマラヤに分布
  • Staphylea forrestii Balf. f. -中国に分布
  • Staphylea holocarpa Hemsl. -中国に分布
  • Staphylea pinnata L. -ヨーロッパに分布
  • Staphylea pringlei S. Watson -メキシコに分布
  • Staphylea shweliensis W.W. Sm. -中国に分布
  • Staphylea trifolia L. -北アメリカ東部に分布

ギャラリー

参考文献

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本II』(1989年)平凡社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  • The Plant List

ミツバウツギ

2019年(平成31)4月13日私市植物園

バラ類ミツバウツギ目(クロッソソマ目)ミツバウツギ科の植物 道南花日記

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