炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん、英: inflammatory bowel disease、略:IBD)とは、主として消化管に炎症をおこす慢性疾患の総称で、潰瘍性大腸炎(英: ulcerative colitis、略:UC)、クローン病(英: Crohn's disease、略:CD)の2疾患からなる。

感染性腸炎とは違い、この二疾患は主に自己免疫的な機序によると考えられている慢性疾患。治療はメサラジンに代表されるサリチル酸製剤、インフリキシマブに代表される抗TNF-α抗体、副腎皮質ステロイドなどを用いて寛解に導き、刺激の多い食事を控えて寛解を維持するという点で共通している。

感染性腸炎のカンピロバクター腸炎、サルモネラ腸炎、アメーバ赤痢(アメーバ性大腸炎)は間違いやすく、中でもカンピロバクター腸炎の鑑別は難しく、内視鏡検査、培養検査、抗体検査が併用される。

脚注

関連項目

  • クローン病
  • 潰瘍性大腸炎
  • 身体障害 - 身体障害者福祉法 - 身体障害者手帳
  • 障害者福祉
  • 障害者基本法
  • 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)
  • 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(障害者虐待防止法)
  • 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)
  • 障害者の雇用の促進等に関する法律(障害者雇用促進法)
  • 障害年金

外部リンク

  • 炎症性腸疾患(IBD) - 日本消化器病学会ガイドライン
  • Inflammatory Bowel Disease Genetics(IBD)(英語)- NIDDK

エリー動物病院は|胃や腸の粘膜の炎症は「炎症性腸疾患」

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